お役立ち情報⑤

「整頓学‐斜め活用法」

 

この整頓学では、物と人はいつでも動いているという考え方から、水平と垂直にきっちり収納することだけでなく、機能性(出し入れなどの使い勝手)を重視しています。

今回は「斜めの活用」にポイントを絞りましたが、世の中にはキッチンにおける回転収納など素晴らしいものがあります。しかし、われわれ素人にはそこまで作ることは残念ながらできません。実現可能な範囲の実例を中心にこれからもご紹介していきます。

斜めという点では昔から人は、押し入れの布団や棚の衣服が前に崩れてこないように、手前の方を高めにする畳み方を工夫してきました。その逆に、スーパーの陳列棚は商品をすぐに取り出せるように手前を低くしています。どちらも「斜め」を活用した方法ではないでしょうか。

 

 

作業のポイント

1、「斜め収納」なので、その角度が一番重要です。計算間違いで、飛び出たペンの頭で結局引き出しが閉まらなかったら面白くありません。まずは、斜め収納する物の種類と長さ、量を正確に把握しましょう。

2、定規のフックは間に厚紙などを2~3枚はさんで隙間を確保します。貼るときは両面テープが便利ですが、他のテープでも構いません。

3、鉛筆ケースは縦19cm、真ん中辺りで1cm高くなるように角度をつけていますが、お好みでいろいろ試してみてください。

4、ペン等のダブル斜め収納は、縦3.5cm、横28cm、高さ7.5cm、中心部は4cmの幅で作りましたが、引き出しの深さによって考えてください。この方法は裁縫箱や救急箱などでも活躍すると思います。

5、各箱と引き出しの内側とは、間に物が落ちないようにテープでしっかり目張りをしておきましょう。(そのことで慌てたことが誰でもあると思います!)

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お役立ち情報④

四角い建物や部屋に、丸いごみ箱が多いのはなぜなのでしょうか?

掃除の時に丸いごみ箱の裏側に溜まっていたごみを見つけて不快な思いをしたことが誰でもあると思います。そこで今回は四角な考え方で死角を解消し、さらにゴミの体積(普段は大部分空気がごみ箱の中に入っているのだと思います)を減らす方法をご紹介します。

 

「ごみ箱編」 作業のポイント

1、本当は耐水性のある厚紙か薄い樹脂製ボードの方が良いのですが、手に入りにくいのと作業のしやすさでこちらにしています。

2、枠を作るときは、ごみ箱上部の厚みを考えて脚を交互に折ってください。

3、輪投げと同様で、枠を大きくすればするほどゴミを床に落とすことは減りますが、あまり現実的ではありません。経験では縁よりせいぜい2cm位までにしておくのがよいと思います。

4、「圧縮(中蓋)型1」では、一番上部でも止まる大きさに切ってください。下に行くに従って細くなるごみ箱が大部分なので、それを計算に入れて外周に切り込みを12~20ヵ所入れてください。中蓋はごみの増量と共に少しずつ浮いてくるので、時々押し込みましょう。それによって空気が抜けていきます。

5、「圧縮(引き出し)型2」は、こんなに入るのかと思うくらい入ります(指一本の軽い力の繰り返しで大きな効果が楽しめます)。一方、引き出しを開けて上からごみを入れるのはお勧めできません。開けたときに圧縮されているごみが逆に飛び出してしまうことがあるからです(中身を捨てるときはそれを考えて手でしっかり押さえながらやってください)。

実は工作用紙より、黄ボール紙という厚さ1~2mmのものを材料にする方が丈夫に作ることができます(動画の中では外側だけに使っています)が、手に入りにくいのが難点です。

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お役立ち情報③

机上の整理整頓や文房具の収納を楽しみながらやりましょう!

「文房具収納」の作業ポイント

1、軍手をしての作業は材料がすべる時があるので気をつけてください。

2、釣りの重り(ではなく釣りの浮きでした)のゴムが手に入らない場合は、鉄ヤスリで頭を削れば大丈夫ですが、手間がかかります。

3、フックを間違って作りすぎても(横1列全部でない限り)平気です。そのようなときは真っ直ぐに戻しておきます。

4、ワイヤーネットを壁などに固定して使用したい場合は、ヒートンや木ねじで固定します。但し、人が前を通り過ぎるところは念のために避けましょう。

5、セロハンテープカッターの固定には十分な量の両面テープを使います。どうしても動いてしまうときは、ガムテープタイプの強力なものを使えば心配ありません。

6、カッターとの隙間を作るためにわざわざ緩衝材を購入する必要はありません。丈夫で小さなお菓子の箱を利用するとか、かまぼこ板を2枚つけるとか、方法はたくさんあります。余計な費用と時間をかけないことも整頓学の骨子の一つです。

7、ここで一番問題となることは、テープカッターの種類です。ものによっては、取り付けた後にテープの交換がしづらくなることがあります。付ける前に、交換の仕方と両面テープを貼る部分をよく吟味しておきましょう。

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お役立ち情報②

定規差しを目の前に付け、机上もすっきりさせることで、学習や作業の効率が上がります。
手製のダストボックスも便利です。

「作業のポイント」
1、材料はケント紙のようなしっかりした紙でも大丈夫です。
2、定規差し(入れと言ったほうがよいのか)の頭は5mmほど周りより出すことをお勧めします。それは仕舞うのが簡単にできるからです。
3、各定規の頭は揃えた方がよいと思います。長いからと多く出しておくと、手などがぶつかる可能性があります。私は実際には4種類を並べて使っていますが、戻すときに場所を間違えることは基本的にありません。なぜなら、大抵はどれか1本しか使わないからです。
4、定規差しを付けるために本立て内のボックスが必要というわけではありません。丈夫な厚紙や合成樹脂製の紙バサミでも大丈夫です(但し、簡単に動いたり斜めになったりしないように気をつけましょう)。
5、定規の片方の頭が半円形などの場合は、必ずそっちを下にしてください。底が抜けるのを防ぐことになります。
6、天板の模様替えについてはそれぞれの好みで楽しんでみてください。気をつけることは一つだけです。下に入れたものが少しのことでずれてしまう場合があるので、四隅を両面テープでちょっとだけ留めましょう。それだけでずれを防ぐことができます。

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お役立ち情報①

引き出しについて・・・☆
実際に取り組んだことを公開しています。
整理整頓で困っている人のお役に立てる情報です。

「作業のポイント」
1、引き出しの中身の分類は一度決めたら変えない方が良いと思います。その理由は、すき間ができたからと他の物を入れると、前はすぐ探し出せたのにーという混乱が起こるからです。
2、スポンジは押せば凹みます。区分けの中がよほどきつくならない限りは、スポンジを入れたままにしましょう。スポンジをどこかにやってしまえば、後で見つけられなくなるのが常です。
3、中蓋と引き出しのすき間は最小限にしましょう。せっかく付けたのに物がはみ出して引っかかったりするからです。
4、上下に分ける中蓋の場合は、必ずそれぞれの大きさを少し変えてずらしておきましょう。そうしないと各蓋が持ち上げにくくなってしまいます。

 

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