整頓学誕生秘話(2)

「整頓学」誕生秘話(2)

 

 大きな転機は勤めて15年目位にやってきました。その間も同僚が文房具や配布文書を借りに来ることはよくあり、私が工夫した机の下の棚を作ってほしいという依頼も何件かありました。しかし、それで私の意識が変わった訳ではありませんでした。 

 異動した職場の書棚カウンターの前に立った時です。使い古して小さくなったチョークとたっぷりの粉が入った入れ物(竹製のカゴ風)がありました。そんなに小さくなったチョークを誰が使うのだろうか、それも粉の中から拾う状態とは。この職場の整理整頓は思いやられるなぁと半ば呆れました。

  でも、驚くのはまだまだ早かったのです! 私がそのカゴ風を持ち上げたら、なんと粉だけが全部カウンターに残ったのです。そのカゴ風はあじの干物が入っていたようなザルと言うより格子状の入れ物でした。残った粉の量からして1~2年間はその状態だったのだろうと十分推測されました。

  その日からです。私がやる気になったのは。(続く)

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