整理整頓するための三要素について説明させていただきます。
他にも要素はあるかもしれませんが、まずは以下の三つのポイントを押さえておきましょう。「もの」ならば作ることですぐ改善できることもあります。しかし、慌てて作ってしまうと後で後悔するということにもなりかねません。まずは毎日、ここはどうしたら良いかな、と周りを眺めることから始めてみませんか?
1、「人」に関すること
・生活習慣…長い間をかけて形作られてきたものですから、改善することはとても大変です。しかし、見つけたゴミはすぐ拾う、道具を片付け終わってから最後の掃除をする、などのような地道なことを続けていけば必ず身につきます。
・心構え…自分の目につきやすいところに「すぐしまう!」などの標語を貼っておくのは効果的です。毎日の手帳に書いておくだけでも違ってきます。
・意識のレベル…身近でよくできている人を観察し、まずはその人の真似をしてみましょう。それだけでぐっと向上するはずです。
2、「収納」に関すること
・形状と容積…たとえばクローゼット内の棚に隙間なく箱がセットされていますか。箱ですが、蓋を含め肉厚が厚い箱及び隅に斜めやカーブの部分がある箱はスペースに無駄がでます。既製品の箱で間に合わせなければと考えずに、段ボール箱の一部変形などでぴったりなものを作ってしまいましょう。
・使い勝手…入れたら最後ではいけません。使う頻度が高そうなものは手前の方にします。衣類などは縦にしてしまえば最後に蓋で無理やり押さえるということもなくなり、たくさん収納できます。また、奥にある箱を出しやすい動かしやすいことも重要です。
・視覚化…どこに何がどれだけあるか、見たときすぐにわかるようになっていますか。それには透明の入れ物がベストですが、段ボール箱の所々に覗き窓をあけることでも十分効果があります。
3、「時間」に関すること
・必要最小限…時間に余裕があるからとのんびり片付け作業していては、結局は時間を無駄にすることになるし効率的なシステムを作るという脳の働きも生まれにくいものです。さっさとやってしまえば気分もスッキリします。
・浮いた時間はご褒美…時間を浮かせられるようになるまでには日々の努力が必要です。最近余裕が出てきた、と感じることができたらしめたものです。時間が余ったからといって仕事を増やす必要はないでしょう。自分へのご褒美としましょう。