私のストーリー
私は、大家族の末っ子として生まれました。
小学3年の頃にはすでに学用品や衣類を自分で管理していた記憶があります。それは自分の物が兄姉たちと混ざってしまうことある不便さに気がついたからだと思います。小学4年の時には、当時母親がよく読んでいた「暮らしの手帖」の商品紹介と商品テストが面白く、また工夫した文房具をどんどん発売していたコクヨ社に興味が湧き、将来はそのどちらかに勤めたいと子どもながらに真面目に考えていたのも覚えています。
中学3年~高校時代は、自分の部屋の照明を点けなくても学用品や教科書を迷わず手にできるほどに整理整頓していました。但し、それが学力向上に直結しなかったことを今でも後悔していますが・・・。兄姉たちも皆家庭内の片付けが今でもできているのは育った環境のなせる技かと思います。因みに血液型は4種類全部いいます。
仕事についてからも、常に率先して整理整頓を心掛けると同時に、同僚のための本立てや机の下の棚などをいくつも作ってあげて喜ばれてきました。
現在は、同僚や知人の要請でオフィスや倉庫(スポーツ用、防災用など)内の整頓システム改良・改善に協力していると共に、小さなセミナーで自分の経験や方法を伝える活動をしています。
さらには、手帳は「オンリーワン=個性であるべきもの」という考え方で、知人やセミナーの参加者にそれぞれの個人のライフスタイルに合ったシステム手帳の作り方を指導しています。
PLAN For 60
「60歳の誓い」
私にしかできないことを! 私ならできることを!
Chance Challenge change !
この「整頓学(=整理整頓学)」では、現実生活で役に立つことは何かという観点で研究と工夫を深めていきます。
今のところは「学」と銘打つほどのものではないかもしれません。しかし、多くの人が関心をもち活発な議論ができるようになれば、自ずと形作られていくと思っています。
日常生活や仕事で合理的かつ効率的に物事を進めるためには「整理整頓」が不可欠です。それはわかっていてもどこから取り組んだらよいか分からない、余裕がないからできない、という人が多いかもしれません。
では私が年月をかけて工夫した実践例を中心に、場面に応じて簡単にできる整理整頓法をまずは紹介していきます。反応をいただければ、整理整頓はどうあるべきかをいろいろな角度からもっと研究してけると考えています。
「整理整頓」とは、ものと人の動き・時間の経過に関わるトータルなシステムであるとも言えます。仕事環境で整理整頓ができていない場合、それは生産性の低下に直結します。時間と費用を無駄にし、さらにはシステム(物の出し入れ方法の約束、動線のルールなど)の不備からくるイライラも無視できなくなります。
また、どんなに良いと思われるシステムであっても、年月と共にどうしても劣化します。その原因は、人事による人の入れ替わりであったり、ちょっと昔のワープロからパソコンに変化したような状況であったりします。
他には、今後事務机の国際規格化対応によってオフィス内の通路が狭くなったり広くなったりすることが予想されます。狭くなるのはもちろん困りますが、経験では広くなって困ったこともありました。90cm幅の通路なら床に私物を置かなかった人が、それが150cm幅になったことで何気なく置いてしまい、美観と通行がかえって悪くなったのが例です。
このように整理整頓ひとつ取り上げでも、人と時代の変化に常に敏感になっている必要があります。さらに私は「アレンジリユース」をいう考え方を提唱したいです。「もったいない!」が大事にされている今、古い物をそのまま使うリユースは重要です。
しかし、大きさや形の合わない箱を好都合と思って収納に使ったとき、かえって隙間(デッドスぺース)が増えてしまうことがあります。そのようなとき、私は箱の紙製か木製かに関わらず、丁度良い形に手間をかけて変形させてしまいます。それには多少の技術と道具が必要なので、それぞれが自分のできる範囲と予算で工夫すればよいと思っています。
最後までお読みいただき感謝しております。
ありがとうございます。
皆様のご意見やご感想、具体的な事例などをお待ちしています。