整頓学(=整理整頓学)とは何か?

 

整頓学とは何か?

 この「整頓学(=整理整頓学)」では、現実生活で役に立つことは何かという観点で研究と工夫を深めていきます。今のところは「学」と銘打つほどのものではないかもしれません。
 しかし、多くの人が関心をもち活発な議論ができるようになれば、自ずと形作られていくことでしょう。

 日常生活や仕事で合理的かつ効率的に物事を進めるためには「整理整頓」が不可欠です。それはわかっていてもどこから取り組んだらよいか分からない、余裕がないからできない、という人が多いかもしれません。
 整頓学では私が年月をかけて工夫した実践例を中心に、場面に応じて簡単にできる整理整頓法をまずは紹介していきます。反応をいただければ、整理整頓はどうあるべきかをいろいろな角度からもっと研究してけるはずと考えています。

 私は「整理整頓」とは、ものと人の動き・時間の経過に関わるトータルなシステムだと考えています。仕事環境で整理整頓ができていない場合、それは生産性の低下に直結します。時間と費用を無駄にし、さらにはシステム(物の出し入れ方法の約束、動線のルールなど)の不備からくるイライラも無視できなくなります。

 また、どんなに良いと思われるシステムであっても、年月と共にどうしても劣化します。その原因は、人事による人の入れ替わりであったり、古くはワープロからパソコンに変化したような状況です。他には、事務机の国際規格化に対応する交換によってオフィス内の通路が狭くなったり広くなったりすることが考えられます。狭くなるのはもちろん困るでしょうが、経験では広くなって困ったこともありました。90cm幅の通路なら床に私物をおかなかった人も、それが150cm幅になれば何気なく置いてしまい、見栄えと通行がかえって悪くなった例を知っています。

 このように整理整頓ひとつ考えても、人と時代の変化に常に敏感になっている必要がありあます。さらに私は「アレンジリユース」をいう考え方を提唱したいです。

 「もったいない!」が大事にされている今、古い物をそのまま使うリユースは重要です。しかし、大きさや形の合わない箱を好都合と思って使ったときに、かえって隙間(デッドスぺース)が増えてしまう例があります。そのようなときに、私は箱が紙製か木製かに関わらず手間をかけて変形させてしまいます。それには多少の技術と道具が必要なので、それぞれが自分のできる範囲と予算で工夫すればよいと思います。

 最後になりましたが最後までお読みいただきありがとうございます。また、皆様のご意見やご感想、具体的な事例などをお待ちしています。

 

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